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 キャンプのご報告
キャンプのご報告♪

                         園長 高杉 洋史

副園長 高杉美稚子

2月に新築落成した、真新しい木の香りがする、さわやかな風が通り抜ける吹き抜けの新園舎「玄海ゆりの樹幼稚園」で実施する、初めての吉塚、玄海、地島ゆりの樹幼稚園合同のお泊りキャンプがいよいよ始まりました。廊下でつながる間仕切りのない部屋、全園児が自然光に包まれながら活動できる大空間に、子ども達の元気な声が響く中,順調に幕を開けました。

ホームページでは次々と瞬時にキャンプ速報が流されましたが、あまりのアクセス数の多さに、途中3時間ほどパンクしてしまい、保護者の皆様には元気な子ども達の姿がお届けできなく、ご迷惑をおかけしました。そんな、裏方のヒヤヒヤドキドキもどこかに飛んでしまうくらい、園児達は終始、元気いっぱい!笑顔いっぱい!お友達との時間を楽しんでいました。

初日はワイオミングの馬遊び、玄海のプライベートビーチ「さつき松原」での磯遊びと2チームに分かれて活動が始まりました。馬遊びのチームはまずは、ワイオミングクラブの佐藤さんから馬との接し方、えさのあげ方の指導を受けた後、子ども達は一人一人しっかり人参を手に握り、こわごわとえさをあげる姿は、とってもかわいかったですよ。その後クラス代表のお友達が試乗、クラス全員で白い馬の「ホワイト君」と記念撮影しました。騎手の「よっちゃん」も、ホワイト君も全園児と付き合ってもまだまだ元気でした。

磯遊びチームでは、全員安全確保のためのライフジャケットに身を包み、浜にはAED(自動体外式除細動器)、磯には海の専門家、海の安全と生物知識いっぱいの「アクアガイドインストラクター」の牛の浜夫妻、(もちろん、何かがあってはいけませんが、万が一に備えて、牛の浜先生はいつでもダイビングOKの準備です。)男の先生も全員集合、洋史先生、義嗣先生、木京先生、荻原先生が見守る中、子どもたちは大はしゃぎの磯遊びでした。役員さんにも見守りをしていただき、安心して遊ぶことができた磯遊びでした。2チームは入れ替わって馬遊びも、磯遊びも両方楽しみました。

その後、玄海ゆりの樹幼稚園で、いつでも磯遊びができるように設えた、海から直接使用できる園舎横の外シャワーをあびて着替え、夕方からは吹き抜けの広い「ゆりの樹ホール」でメインイヴェント、幻想的なキャンドルサービスです。ドレスに身を包んだ年長の女の子による、火の女神が「もえろよもえろ」の歌声に合わせて入場、そして、年長のクラスカラーのキャンドルに点火。ゆらめくろうそくの灯りに心が癒されました。シーンと静まり返り、その中で火の誓いも出来ました。元気に盆踊りも踊りました。

そのあとホールでは全員でポップコーン作り、アイスクリーム作りもしました。出来上がったときの子ども達の歓声は保護者の皆様にも聞かせたいくらい澄み切ったものでした。驚きの心を促す教育がやっぱり子ども達には大切だと感じた瞬間でした。やはり「料理は科学だ」を感じた瞬間でもありました。その後、カレーライスのニンジンを切るクッキングにも挑戦、元気・勇気もりもりカレーライスもおかわり続出、皆もりもり食べました。自分でタオルケットのベッドも準備出来ました。一人で着替えも片付けも出来ました。

続いて、外でのイヴェントです。火の長が、大きな松明を持って入場。園庭の中央に置かれた材木の鋳型に大きな火が点火されると、もうキャンプの盛り上がりは最高潮。やがてどこからともなくやってきた火の精「インディアン」達と共に皆でチェチェッコリーを踊って、最後は花火大会!美しさに見とれながら終わりました。

花火が終わると、各組の部屋のシャワーで一人一人、先生達に体や頭を洗ってもらい、かわいいパジャマに着替えて、今度は真っ暗なシアタールームで牛の浜先生夫妻から「ウミボタル」のお話と実際にその姿を見せてもらいました。初めて見る青白い「ウミボタル」の明かりにみんなうっとりでした。

それから寝床に入って、映画です。そうするうちに映画を子守唄に、一人一人と寝入っていきました。

健康チェックは午後4 時、午後6 時、午後9 時、午前12 時、午前3 時、午前6 時に行いました。

途中、おしっこで起こす時間もまちまちですし、寝付けない子ども達もいて、職員全員、完全徹夜の夜は更けていきました。この間、防犯会社のパトロールも2 回、警察の巡回もお願いし、安心して過ごす事が出来ました。

さて2 日目、快適だったためか、ぐっすりと眠り込んだおかげで目覚めもさわやかでした。

午前6 時頃から起き始めた子ども達は元気一杯、歯磨き、洗顔を終えるとラジオ体操、年長組の男の子による体操のお兄さんも登場です。さて、その後は、朝食、宝探しゲームです。宝探しでは、宝の番号札を探しに一目散に駆けていき、素敵な宝を頂きました。そして、おやつのスイカと続き、ちゃんと自分で帰りの準備も出来、担任は一人一人の保護者の方からお預かりしたお手紙を、園児一人一人抱っこして読んであげます。そして、楽しいキャンプは終わりです。

全てが、子ども達にとっても、職員にとっても、素晴らしい思い出となり、クラスの結束や融和と輪作り、友達や先生との心の交流が出来、年長としての意識付けになった事と思います。思い出多い、実りあるキャンプでした。心に残る一つ一つの思い出と共に、又一段と一人一人が大きくなった事を感じさせてもらったお泊りキャンプだった事をご報告致します。お母さんの顔を見て元気に「ただいまー」って言った顔は如何でしたでしょうか?たった2 日だけど、自信をつけ一回り大きくなっていたのではないでしょうか?

帰りましたら、どうぞ、2 日間、親元を離れて泊まることが出来たこと、頑張った事も、泣いてしまったことも、病気で途中で帰ったことも全て含めて今の育ちの姿として、子どもの心に気づき、受け止め、その上で保護者の方が感じた思いを伝え、抱き締めてあげて下さい。 

キャンプを体験し、成長した年長組さんの次学期がとても、楽しみですね。前期後半も子ども達と心を一つにして頑張りますので、どうぞ、御協力宜しく御願い致します。前期前半のご協力、本当に有難うございました。日一日とたくましく、心優しく成長していく年長組さんの素晴らしい育ちから,私達大人が多くの感動を頂くことに感謝しながら・・・・その一人一人の姿にありがとう!! どうかこの夏が園児たちに素敵な夏休みでありますように。実り多き体験・体感の日々でありますように。


2009年
(2009/07/24(Fri) 09:38:41)
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